導入の背景
介護職員処遇改善加算は、介護事業業界における人的資源の構造的問題を解決するための施策として、2012年に導入された制度です。
2025年の超高齢社会に向けて、そして「地域包括ケア」を推進すべく、誰もが住み慣れたところで生き続けることを支援する介護職員には、優れた人間性と専門性が求められ、高齢者を介護する家族に専門家として接し、支援を続けます。
そうした介護職員を育てていくことが、介護職員処遇改善加算制度の目的です。
支給形式や支給額
支給されたものを、賃金として介護職員にどのように還元するのかは、企業や団体によって決定されます。毎月の給与に上乗せされるか、賞与として支払われるのかなど様々です。
介護職員処遇改善加算の取得要件
①【キャリアパス要件】役職や職務内容に応じた賃金体系の整備
②【キャリアパス要件】スキルアップのための研修や資格取得支援の実施
③【キャリアパス要件】経験や資格に応じた昇給制度の整備
④【職場環境等要件】賃金以外の職場改善に対する取り組み
キャリアパス要件とは
・資格取得やキャリアパス制度などの、キャリアアップの仕組みづくり
職場環境等要件とは
・介護職員の人材育成や腰痛防止などの職場環境改善への取り組み
【厚生労働省資料】
https://www.mhlw.go.jp/file/06-Seisakujouhou-12300000-Roukenkyoku/0000199136.pdf